仏 セルドンの銅製品工場 [道具類]
フランスの山間部
水資源の豊富な地で
調理界でも長く愛される銅鍋が
1800年代半ばからセルドン(Cerdon)にて作られています
熱伝道率にすぐれ、鉄製品の5倍、ステンレスの24倍といわれ
火のあたりが柔らかく重宝されています
外を流れる川の豊富な水を資源に
水車を回し、その動力をベルトで伝え
鍋の成型などの動力として使っています
繭から生糸へ ~銅鍋で煮る作業:煮繭~ [道具類]
蚕が作り出した糸のかたまり繭
その繭を固めている成分セリシンの結着を
和らげるために煮る工程
ここでタライのような銅鍋が当初用いられていました
銅鍋の特徴の、保温性や熱伝道の良さが活かされる所
煮ることにより、水溶性のセリシンの硬度をゆるめ
糸を取り出し、必要な太さになるよう本数を重ねます
水溶性の成分セリシンが煮溶かされたものは
昔は排水とされていましたが
現在はセリシンに含まれるアミノ酸系タンパク質に
人間の皮膚を構成するセリンを多く含むため
化粧品や洗顔料などに利用されています
欠かせない道具たち ~銅鍋~ [道具類]
春を告げる花ミモザ ~大倉陶園~ [道具類]
Bernardaud=ベルナルド ~磁器・リモージュ焼き~ [道具類]
BERUARDAUD=ベルナルド
フランスは中部の都市リモージュにて1863年から創業
フランスの焼き物文化を支えてきた会社です
地肌の白が美しいつくりの焼き物
料理をお出しするため、店では白い皿のものを多用していますが
世代によって、いろいろな印象を受けるデザインのものを出しています